マジックとは

マジックとは、日本語で表現すると手品や奇術となります。行う人をマジシャンや奇術師、手品師などと呼びます。
マジックには、トランプやコインなどの身近な小物を使ったものから、イリュージョンなど大がかりなものまでいろいろあります。タネ(仕掛け)が必ずありますが、道具を上手に扱い、見る人の錯覚や思い込みの心理を利用して、実現不可能と思えることを技として披露してくれるエンターテイメントです。
ちなみに、日本では明治時代以降にmagic等の和訳として「魔法」と造語したようです。マジックは魔法にかけられたような不思議な感覚を与えてくれるので、そう呼ばれていたのでしょうか。

マジシャンは、テレビやイベントに出演したり、またレストランやバーなどでテーブルごとでショーをして回ったり、野外ライブ、幼稚園や老人ホーム、結婚式の披露宴に招かれたりと幅広く活動されています。
マジシャンになるための「これ」といった方法はありません。ある日突然「私はプロマジシャンです。」と名乗っても何の問題もないようです。
弟子入りをする方法がありますが、弟子を取っているマジシャンは少ないとのこと。資格もなければ、学校もないようですが、有名マジシャンが講義を行ってくれる事もあるそうです。プロダクションに所属し、仕事の依頼を取るのが一般的のようです。
要は、本人で切り開いていくしかないのです。マジックの技術を修練し、大会に出たり、仕事をいただくために営業を行う。術が出来るだけではなく、演技力、話術も必要のようです。マジックは1%のトリックと99%の演出といわれると話すマジシャンの方がいます。
人々を魅了するためには、身体全体で表現しなくてはいけないのです。まさに、芸人さんですね。
本や道具を買う事で仕掛けを知る事は出来ますが、タネあかしは奇術の世界では、重大なタブーと見なされています。かつては、師匠から弟子へだけ伝えられる重要な秘密であったといいます。
テレビでタネあかしをしてしまったある有名マジシャンは、アメリカやブラジルのショービジネス界から追放された事例もあるようです。
マジックはトリックを見破る事を楽しむものではなく、魅惑的な世界を楽しむものです。これを忘れてはいけません。

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