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2013.08.06

マジックを始める人へ。

まず、マジックを演じるためには練習が必要です。

マジックをやっていると練習しなくてもできる簡単なマジックを教えてと頼まれる事があります。でもそんなものはありません。

確かに技法を使わないマジックもありますが、それでも人に見せるためには練習は必要です。きちんと手順を覚えスムーズに演じなければマジックは台無しになってしまいます。

セルフワーキングの簡単なマジックに思えても初めて演じるのであれば20回は練習した方がいいと思います。

ここでは、マジックを練習する気をつけたほうがよい事を書いてみます。

まず、鏡について。
「鏡は最高の師匠であり、悪友である」という文章を読んだ事があります。鏡に向かって練習する事はメリットが多くあると同時に鏡の弊害もあるのだということです。

ダンスやパントマイムなど人前でなにかを表現する練習には鏡を使う事が多いものです。特にマジックの場合は角度によってタネが見えてしまう事もあるので鏡で確認する事が必要です。

ただ、鏡に向かって練習する場合、鏡で自分の手元を見ながら演技する事になります。これが癖になると実際の演技の際にも手元を見がちになります。ま た、手元を確認しながら技法を行っていると上手くできるのは当たり前で、本番で手元を見ないで行う時に失敗する事もあり得ます。

これを防ぐには鏡だけでなくカメラを活用することも有効です。カメラをお客様に見たてることでどのタイミングでお客様を見るかといった視線の使い方も練習できますし、手元を見ないで技法を行う練習にもなります。

次に、普通の動きも練習すること。

例えばコインを渡したふりをして渡さない技法(フェイクパス)を練習をするとします。この時技法だけでなく、本当に渡した時の練習もするのです。

技法はみんな真剣に練習するのですが本当の動き・普通の動きはあまり練習しません。でも普段何気無くやっていることを人に見せることを意識してきちんと練習する事が大事です。

あとは、とにかく本番の回数を重ねることです。

いろんな人に見てもらって、反応をみて演技にいかしましょう。

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