シルクマジックとは

シルクとは奇術用語で“絹のハンカチ”の事だそうで、シルクマジックはこのハンカチを用いたマジックです。
世界的にハンカチを用いたマジックは披露されており、歴史も古いようです。
最初、ハンカチは主役ではなく、補助的道具としてマジックの歴史をスタートさせました。例えば、物を消えさせたり、無かったはずのものを出現したりといった時にハンカチは使われてたようです。
19世紀末にあるマジシャンが、シルクマジックの基礎を作ったといわれています。
シルクマジックで有名なのは元時計職人だったロベール・ウーダンというマジシャンで、シルク素材のハンカチを使用してマジックを披露し始めたようです。
こ の方は演出方法に革命を起こし、燕尾服(正装)を着てマジックを披露したようです。その他にマジック時に明るい照明を使用し「黒魔術的」な負のイメージを なくすことに貢献したといわれています。マジシャンといえば、燕尾服にシルクハットですよね。きっと、この方はマジックが大好きで楽しさを伝えたかったの でしょう。
シルクマジックで有名なのは、4枚別々だったシルクが合体して1枚になるマジック。
観客から借りた煙草に火をつけると、煙草がシルクに変化する。これは、多くのマジシャンが独自の方法を編み出しているようです。
他にも、お菓子(キャンディー、チョコレートなど)がシルクの中からたくさん出てくるなど、多くのシルクマジックが考案されていますが、特徴としては、シルク自体が出現したり、消えたり、色が変わったり、また昔から使われてきた補助的役目を果たしているようです。